トライアスロンバイクってなんでしょう? ロードレーサーとは違うの?
トライアスリートは、言うまでもなく3種目をこなさなくてはならないので、物理的にバイクと関れる時間が
ロード選手と比べると、圧倒的に少ない。
しかし、トップレベルのトライアスリートのバイクパフォーマンスは、160キロを4時間台で走る。
スピードは、ロード選手と変わらないのである。
陸上や水泳からの転向組みにしてみれば、ほとんどレーサバイクと言う物を手にするのは、
初めての経験になる。
しかし、スイムや陸上で培った身体的パフォーマンスはロードのホビーレーサーが
裸足で逃げ出すぐらいのパフォーマンスレベルである。
これが何を意味するのか。
それは、レースバイクと言うとても危ない乗り物で、いきなり長距離を高速で走れてしまうという
危険な状況を意味する。
その危険な状況を事を正しく理解せずにバイクを取り扱っているトライアスロン専門店が多いように思う。
私は過去にトライアスロンサークルでバイク指南をしていた時に、トライアスロン専門店の組んだバイクの
組み直しを相当数やっていた。かなり有名なお店ばかりだった。
NRSでは、トライアスロンバイクとロードレーサーの区別をしない。
トライアスロンバイク、ロードレーサー、TTバイク、トラックレーサークロスカントリーMTB、ツーリングバイク。
メカニック作業は全て同じ。走る、曲がる、止まるの基本性能をパーツの緻密精密正確な組み付けで確保。
そして、基本的なライディングポジション、パーツのチョイスなどは、TTバイクとして行う。
他種目からトライアスロンをはじめる方に、知らないのをいいことにあえて
トライアスロンバイク専門のような誤解を招く表現をしているお店が多々あるように思う。
トライアスロンで使われるバイクのレギュレーションは、UCI(世界自転車競技連合、スイス・ジュネーブ)の
機材レギュレーションが適用された完全なロードレーサーのTTバイク。
若干サドル位置に関して、BB前方へのサドル位置が認められている程度。
プロフィールにもあるように私は、まだメカニシャンでもなくコーチの勉強などもしていなかった
現役時代、友達感覚でバイクに関してトライアスロンサークルで、バイクの相談役をしていた。
私が言っていたことは一つ。内容はこう。
「とにかく基本は、ロードレーサーだから」といつも繰り返していた。
ロードレーサーは、安全に走る・安全に曲がる・安全に止まるの基本性能が全て。
メカニシャンであるために選手経験の必要はないのだろうけれど、最低限知っておかなくてはならない事はある。
私はロードレースの現場のメカニシャンとして様々な
修羅場や
無理難題を経験し、克服し、結果を出してきた。
選手時代では、わからなかった事をレース現場で経験し、沢山の事を学び己の技としてきた。
レース現場は真剣勝負、選手はメカニシャンに命を預ける。
私は、ショートディスタンスのトライアスロンを遊びで何度か参加したが、ランニングシューズの事や
ウエットスーツの事など、ほぼド素人。
しかし、事バイクに関してはエキスパートとして、日々精進を続けている。
なので、トライアスロンバイクのお店が連発する数々の
都市伝説がそんざいする。
貴方のバイクは、はたして本来の、走る・曲がる・止まるの基本性能が確保されていますか?
入門用だからだとか、パーツのグレードが低いからだとかを理由にしているのは、間違え。
そう説明したのなら、その人はメカニシャンではない。
基本的な、組みつけが出来ていればシマノのSORAであってもティアグラであっても
バシバシチェンジはするし、ブレーキも軽いタッチで効く。シューの交換をする事はあるが。
そうでないトライアスロンバイクは、初期の組み付けが悪いから。
現在のショップは、メーカーから完成された状態のバイクをダンボールから出して売るだけの小売業。
メカニシャンの仕事は、いつも真剣勝負。同じように見えるバイクでも走れば解る圧倒的な差。
過剰剛性のフレームのバイクを販売しておいて、脚に優しいと標榜する手組みホイールを販売する。
根本的に、バイクの事を知らないし、日々進化変化している新しい技術習得しようとしない。
メカニシャンのいないトライアスロンショップでトライアスロンバイクを購入するというのは、
ホームセンターでMTBもどきを購入する人と同じに見えてしまうのは、私だけなのだろうか。